evstr
式を評価する
呼び出し手順
H = evstr(Z)
[H, ierr] = evstr(Z)
引数
Z
文字列の行列 M または
list(M,Subexp)
M
文字列の行列
Subexp
文字列のベクトル
H
行列
ierr
整数, エラーインジケータ
説明
文字列の行列Mを評価した結果を返します.
行列の各要素は有効なScilab式を定義している必要があります.
M式の評価でエラーが発生した場合,
戻り値が1つの版,H = evstr(M)
,では通常と同様に
エラーを発生します.
一方,戻り値が2つの版,[H,ierr] = evstr(M)
,
はエラーを発生しませんが,ierrにエラー番号が
返されます.
Z がリストの場合, Subexp は
文字列のベクトルとなり,Mを評価する前に
評価されるsub_expressionsを定義します.
これらのsub_expressionsは,Mの中では
%(k)として参照する必要があります.
ただし,kはSubexpにおける
sub-expressionのインデックスです.
evstr('a = 1')
は有効ではありません
(代わりにexecstrを使用してください).
Nan, NaN
は %nan と評価されます.
Inf は %inf と評価されます.
Z は,継続記号 (..)で分解できない
ことに注意してください.
例
a = 1; b = 2;
Z = ['a', 'b'] ;
evstr(Z)
Z = list(['%(1)','%(1)-%(2)'],['a+1','b+1']);
evstr(Z)
evstr('NaN'), evstr('Inf')
//The two return values version
[H, ierr] = evstr(Z) // no error
Z = ['a', 'b', 'c'] ;// the variable c is undefined
[H, ierr] = evstr(Z) // error 4: Undefined variable: c
参照
execstr