read
行列を読み込む
呼び出し手順
[x]=read(file-desc,m,n,[format])
[x]=read(file-desc,m,n,k,format)
パラメータ
file-desc
ファイル名を指定する文字列または論理ユニットを
指定する整数値(file参照).
m, n
整数 (行列 xの次元).
行の数が未知の場合には m=-1を設定します.
この場合,ファイル全体が読み込まれます.
format : 文字列,"Fortran" 形式で指定します.
この文字列は右括弧で始まり,
左括弧で終わる必要があります. format では
浮動小数点数または文字列編集モードを混用することができません.
k
整数または整数のベクトル
説明
ファイルfile-desc (文字列または整数)から
mxn 行列 x
(文字連鎖の場合,n=1)を行毎に読み込みます.
行列xの各行は,
file-descファイルの新しい行で
始まります.
formatに基づき,
x行列の指定した行は
file-descファイルの複数の行から読み込む
ことができます.
結果の型は指定されたformatに依存します.
formatが(d,e,f,g)記述子のみを有する場合,
この関数は数値データを読み込みます(結果は実数の行列です).
format が a記述子のみを含む場合,
この関数は文字列を読み込みます
(結果は文字列列ベクトルです).
この場合, n は1である必要があります.
警告: 文字列の長さが 4093 よりも長い場合,丸められます.
formatの例:
formatが省略された場合,データが数値フリー形式で読み込まれます:
空白,カンマおよびスラッシュをデータセパレータとして
使用でき,
値 v が n 回現れることを指定するためにn*v を使用できます.
読み込むレコード数のベクトル(行毎に1レコード)である
パラメータkを使用する場合,
ファイルの直接アクセスを使用できます.
この場合,m は
m=prod(size(k))となります.
キーボードから読み込むには,
read(%io(1),...)を使用してください.
注意
データファイルの最後の行は,
認識されるために,改行で終わる必要があります.
例
参照
write
load
file
readb
x_dialog
mscanf
mfscanf
msscanf
fscanfMat